アレルギー性結膜炎
アレルギー性結膜炎の症状

- 目のかゆみ
- 目の充血
- 目の異物感
- 目やにが出る(涙のようにサラサラした水状のもの)
- 涙が出る
- まぶたの裏にぶつぶつができる
アレルギー性結膜炎の種類と原因


アレルギー症状のしくみ

アレルギー検査


- 採血によるアレルギー検査(View39)
- 当院では39項目のアレルギーを1度の少量の採血(0.9mL)で検査することができる血液検査「View39」を実施しています。
- 検査結果は約1週間後にわかります。
ご自分の体質を知ることで、対策もとりやすくなります。ご希望の場合はお気軽にご相談ください。
アレルギー性結膜炎の治療方法と対策

- 洗眼薬などによるセルフケア
- 抗原(花粉・ダニなど)を回避・除去するためのセルフケア
-
眼鏡などを着用し、抗原が目に入らないようにします。
洗眼薬で、目に入った抗原を洗い流します(洗眼)。
室内の環境を整えて、抗原を取り除きます。
抗原が花粉の場合は、室内に持ち込まないようにします。 - 初期療法
- アレルギー性結膜炎のなかでも、症状の出やすい時期が予測できる花粉などが原因のアレルギー症状の場合には、『初期療法』という考え方が適用されます。症状が出る前の、花粉飛散時期の約2週間前から、または症状が少しでもあらわれたら、抗アレルギー点眼薬による治療を始める方法で、花粉飛散ピーク時の症状が軽くなります。毎年花粉症がひどい場合は、症状があらわれる前に眼科を受診することをおすすめします。また、抗アレルギー点眼薬は比較的副作用の少ない薬です。使用中は勝手に中断することなく、眼科医の指示に従って使うことが大切です。
- プロアクティブ点眼+ステロイド点眼薬の併用
- 眼科で行われるアレルギー性結膜炎の治療の基本は、薬物療法となります。薬物療法の目的は、日常生活に支障がないように、かゆみの症状を軽くすることが中心となります。
治療には、抗アレルギー点眼薬(抗ヒスタミン薬、ケミカルメディエータ遊離抑制薬)が、主に使われます。重症の場合には、ステロイド点眼薬や免疫抑制点眼薬などを使用する場合があります。
目のかゆみの発生をおさえるために
下記のような状況にならないように、上述した各種治療を行います。

点眼は上記のように症状が出た時に行うのではなく、下記のようなプロアクティブ点眼(痒みが起きてから点眼するのではなく、痒みの発生をおさえるための点眼)を行います。